地方独立行政法人 神奈川県立病院機構
神奈川県立こども医療センター
NICU(新生児集中治療室)
「命を救う場所」であり「家族の日々を支える場所」。
新しいNICUの未来に、ザ・ファーストが寄り添います。
早産・低体重の赤ちゃん、病気や障がいなどのある赤ちゃんに
24時間体制で専門治療を行うNICU(新生児集中治療室)。
神奈川県立こども医療センターのNICUには、赤ちゃんのベッドごとに
カリモクのリクライニングチェアー「ザ・ファースト」がそっと置かれています。
赤ちゃんの命を助けるとともに、赤ちゃんと一緒に生きていくご家族を支えたい―
スタッフの皆様のゆるぎない思いが、新しいNICUを形にしています。
今回は、そのNICUリニューアルに携わった方々にお話を伺い、
赤ちゃんとご家族の笑顔を広げるストーリーをお届けします。
1970年に設置された神奈川県立こども医療センターは、子どもたちの「げんき」と「えがお」を支える総合医療・福祉施設です。センター内には養護学校もあり、医療・福祉・教育を一体として提供。病気や障がいとともに生きる子どもたちとご家族をさまざまな角度から応援しています。
1992年には周産期棟が完成し、新生児科、母性内科、産婦人科で構成される周産期医療部門を整備。総合周産期母子医療センターとして厚生労働省から認定され、ハイリスク妊婦や治療を必要とする新生児を対象に診療・健康管理を行っています。中でも緊急の医療処置に特化したNICUでは、これまでに8600人以上の新生児の治療に力を注いできました。
このNICUで20年以上にわたって、力強く生きようとする新たな命と向き合い続ける、新生児科部長・豊島勝昭医師。日々の診療をはじめ、新生児医療の人財育成を目標とした研修システムの創設、全国のNICUの施設間差異を減らし診療成績向上を図る取り組みなどに尽力しています。また、TBS系ドラマ「コウノドリ」の医療監修、NICUの社会支援活動、講演なども行い、新生児医療の現状や生まれてくる命の尊さを多くの人に伝えています。