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SAKURA DEEPTECH SHIBUYA
2025年1月、渋谷サクラステージに東急不動産の新しい拠点「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」がオープンしました。KNS (Karimoku New Standard)の家具がこの施設のラウンジや会議室、カフェテリアなど、さまざまな空間で使われています。SAKURA DEEPTECH SHIBUYAは、MIT(マサチューセッツ工科大学)の産学連携プログラムや東京大学、経済産業省と連携しながら、ディープテック領域のスタートアップを支援するグローバルなコミュニティ拠点です。Geckeler MichelsによるPanoramaやSpectrumシリーズなど、KNSらしいプロダクトが、それぞれの空間で少しずつ異なる個性を見せながら、全体の雰囲気をかたちづくっています。
このプロジェクトの空間設計を手がけたのは、SIGNAL Inc.。内装や家具には、「ナラ枯れ」の被害を受けたナラ材が使われています。虫食いの孔やシミが目立つ個性的な木材は、これまで家具にはあまり用いられてきませんでしたが、空間全体のコンセプトに沿って、その独特の質感や存在感が生かされています。もともと木が持つ価値を見直し、適切な森林の管理・保全に向けて林業地域へ活力をもたらすこうした取り組みは、未利用材の活用を一つのテーマにしてきたKNSにとっても共鳴するものです。
設計・ディレクション: SIGNAL Inc.
企画:東急不動産株式会社
撮影: Masaaki Inoue, Bouillon
納入先:東京都渋谷区
2025年
- 納入した製品
- Karimoku New Standard