FEATURE STORY

神戸市立
名谷図書館

憩いの図書館に優しく馴染む、
Karimoku New Standard。

「TOMARIGI(止まり木)」というコンセプトのもと、2021年3月に
オープンした神戸市立名谷図書館。カフェのように気軽に立ち寄れ、
本を楽しみながら思い思いの時間が過ごせる、新しい図書館です。
木の香りやぬくもりに満ちたその空間にカリモクの椅子が並び、
訪れる一人ひとりを心地よく迎えています。

TOMARIGI ロゴ

CHAPTER 1

人々の笑顔を育む
地域に根ざした図書館を、
街の未来に贈りたい。

神戸市文化スポーツ局
中央図書館 総務課 地域連携推進担当 係長

西山 智子さん

神戸市立名谷図書館は、百貨店内につくられた全国的にも珍しい公立図書館です。オープンに至った背景には、名谷エリアの地域課題である少子高齢化があります。人口減少対策として街の賑わいづくりが計画されたとき、ちょうど40周年のリニューアルを迎えていた大丸須磨店4階に図書館を開館することが決まりました。この名谷図書館のコンセプト「TOMARIGI(止まり木)」に込めたのは、地域の人々にとって羽を休められる場所になってほしいという願いです。人が育ち、街が育つための拠点の一つとして、地域に役立つ図書館にしたいと、プロジェクトチームのみなさんと話し合いを重ねました。地元の六甲山の木材をはじめ、国産材をふんだんに使用する内装プランを提案いただき、イメージ通りの素敵な空間が完成。そこに置かれたカリモクの椅子はとても座り心地がよくて、名谷図書館の居心地のよさがさらに増していると感じます。地域に根ざした図書館として、多くの方々に末永くご利用いただけたら幸いです。

Photo:Takeshi Asano

CHAPTER 2

図書館で過ごす一人ひとりの
思い出に刻まれていく、
ほんものの木の質感や香り。

(株)エイムクリエイツ
空間プロデュース事業本部 デザイン部 チーフディレクター

馬瀬 充朗さん

地域の方々がふらっと立ち寄ってくつろげる、まさに止まり木のような場所にしたい。そうした思いのもと、神戸市立名谷図書館プロジェクトを統括するクリエイティブディレクターとして携わりました。緑豊かな名谷エリアならではの魅力が感じられるように、木の質感を生かす図書館にしようということでプロジェクトチームの意見が一致。その空間には、同じように木にこだわるメーカーの椅子を置きたいと考えました。その中で選んだものが、カリモクの「Karimoku New Standard」コレクション。洗練されたデザインもさることながら、ものづくりの信念に共感しました。国産材、しかも紙パルプや燃料用チップにされやすい国産広葉樹の小径木も手間をかけて活用していると知り、名谷図書館のコンセプトにぴったり合うと感じました。図書館が完成した今、来館者がお気に入りの場所で、思い思いに過ごしている様子を見ると、地域に愛される図書館を創ることができたなと嬉しく思います。この名谷図書館を利用した子どもたちが、大人になっても思い出す、そんな記憶に残る図書館になるといいなと思っています。

神戸市立名谷図書館

住所
兵庫県神戸市須磨区中落合2丁目2-4 大丸須磨店4階
公式ホームページ
https://www.city.kobe.lg.jp/a09222/kosodate/lifelong/toshokan/facilities/myodani_lib.html

神戸市営地下鉄・名谷駅近くの神戸市立名谷図書館は、百貨店内にあり、通勤・通学や買い物などのついでに気軽に立ち寄れる図書館です。静かに読書できる空間、親子で楽しめる部屋、グループ学習室、飲食可能な新聞コーナーなど多彩なスペースを整備。誰もが心地よく過ごせる、地域の憩いの場所です。

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