カリモクでは適正な森林経営・健全な
森づくりに役立てるよう、
森林環境譲与税の使い道として
国産木材を活用した家具をご提案しております。
自治体の皆様のご要望をお聞きしながら
最適な案を提示させていただきます。
森林環境譲与税は、市町村においては、間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の「森林整備及びその促進に関する費用」に、都道府県においては「森林整備を実施する市町村の支援等に関する費用」に充てることとされています。山村地域のこれまで手入れが十分に行われてこなかった森林の整備が進展するとともに、都市部の市区等が山村地域で生産された木材を利用することや、山村地域との交流を通じた森林整備に取り組むことで、都市住民の森林・林業に対する理解の醸成や、山村の振興等につながることが期待されています。
日本の国土の約2/3は森林でありながら、木材の自給率は3割。自然豊かに見えて実は管理が行き届いておらず、
荒れた森林が増えている現状に問題意識をもち、国産材の活用を進めています。
森林の適正な整備・保全の推進が必要な中で、カリモクは家具メーカーとして国産材を使用したものづくりで、
国産材の価値を一人でも多くの方に知っていただき、価値の高い木材需要を生み出すことをめざして活動しています。
カリモクは市場に流通しない大量の規格外品や製材時の残材を問題視して、家具作りに活用することで解決する方法を探ってきました。ナラ材・ブナ材・クリ材・イタヤカエデ材などの一部で国産材の採用を進めており、中でもナラ材*の国産材比率は98%となっています。(2020年12月現在)
また、必要以上に森林伐採をしなくてすむように、広く大きな目線で環境保全と事業成長の両立を心がけています。
*カリモクでは、ミズナラ・コナラ・ホワイトオークを総称してオーク材としています。
針葉樹に比べて樹形が通直ではないのが広葉樹の特徴です。一部の、通直で径の大きな広葉樹丸太は価値が高く、家具用や建材用として高値で取引されます。一方、通直でも小径の丸太や、曲がりの大きな丸太は、製材品としての需要がなく、パルプや燃料用チップ用材として使われています。
カリモクは家具用材としては流通していない木材をその価値に見合った価格で購入、その特性を活かしたブランド/シリーズをつくりました。通常よりもさらに多くの工程が必要になりますが、その手間を惜しまず丁寧に行うことで木の魅力を引き出す家具作りを行っています。そういった家具をより多くお届けすることで、その利益を森林に還元し、日本の森林保全の一助となると考えています。
スギやヒノキなどの針葉樹の活用も重要な課題です。針葉樹は建材としては非常に優秀な材料ですが、表面の柔らかさや、家具に求められる性能の不足により、そのまま家具に使われることは多くありません。カリモクでは構造を見直すなどして、針葉樹を使った定番商品の開発も進めています。
MAS(マス)は、ヒノキをはじめとする国産の針葉樹を用いる家具のコレクションです。
針葉樹は広葉樹に比べて柔らかく軽いため、堅牢さが求められる家具づくりには適さないとされてきました。しかしカリモクの技術と構造の工夫により、MASはその課題をクリア、素材の特長を巧みに引き出しました。
日本の「枡」をモチーフに、ヒノキの魅力である白木の美しさをふまえたMASは、日本の森の恵みと、現代の創造性の結晶です。
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